外車の売り時について、ベストなタイミングがあるのか気になりますよね。結論からいうと、高価買取を狙えるベストなタイミングというのはいくつかあります。モデルチェンジ前に売る、バックオーダーの有無が大切になります。この記事ではこれらについて詳しく解説していきます。
外車の買取価格はどう決まる?
外車の買取価格は実はその時々の需要によって決まるので、一定して相場というものが決まっているわけではありません。
とはいえ買取査定するときにまったく相場がわからないと、買いたたかれてしまう可能性もあるので、ネットの相場検索等を利用しておおよその価格感をつかんでおくのもよいでしょう。そのうえで外車の価格がどのように決まるのか具体的に解説していきます。
■査定でどこを見られるのか
査定で見られる主なポイントは以下の5項目です。
・年式
・グレード
・走行距離
・オプション
・キズやへこみの有無
国産車の場合と、だいたい同じような査定項目です。ただ外車の場合、国産車よりも厳しい査定基準が定められています。走行距離や整備状況がよりシビアに査定されるので、国産車よりも減額される率は高くなる傾向があります。
■バックオーダーの有無
バックオーダーとは、購入希望者が業者に自分の買いたい車の条件を伝えて待っている状態のことです。購入希望者は、車種だけでなく年式や、好みのカラー、オプションなどを細かく伝えています。この希望に近い車であれば買い取り額は一気に高価買取の可能性が高まります。
外車を売却するタイミングはいつ頃がおすすめ?
外車を売却するのに適したタイミングというのがあります。モデルチェンジの前やバックオーダーの有無などがそうです。以下で具体的に見ていきましょう。
■モデルチェンジ前
モデルチェンジが行われると、多くの人が新しいモデルの方を購入しようとします。とくに外車を購入する層は経済的に余裕がある層が多いので、新しいモデルを待つ傾向があるようです。新しいモデルが出ると旧モデルは相対的に価格が下がるので、モデルチェンジ前に売ることが高価買取のコツです。
外車の場合、だいた6年から8年くらいでモデルチェンジを行うメーカーが多いようです。メーカーサイトなどでモデルチェンジの時期を確認して、買取価格が下落する前に査定してもらうのがいいでしょう。
■バックオーダーが入った時
バックオーダーがあれば、確実な需要があるので高価買取してもらうことができます。しかし、どのタイミングでバックオーダーが入るかということは知ることができません。バックオーダーをたくさん取っているお店で査定してもらうことで、自分の車が購入者の希望に合致する可能性が高くなります。そういう意味でも多くの業者に査定を依頼することが大切です。
外車を買取に出すまでの流れと必要書類
買取してもらう業者が決まったら、その後の手続きは業者がリードしてくれますが、必要書類は自分で用意しなければなりません(委任状・譲渡証明書は業者用意)。
■自動車検査証(車検証)
所有者の氏名・住所と車の詳細な情報が記されています。運転時に携帯義務があるので、車の中で保管していなければいけません。ダッシュボードなどに保管している人が多いようです。紛失してしまった場合は再発行鉄できが必要です。所轄の運輸局に相談しましょう。
■自賠責保険証明書
運転するには自賠責保険に加入しなければなりません。車の購入時に加入します。車検時に更新するので車検証と一緒に保管している場合が多いでしょう。
■自動車納税証明書
毎年5月までに自動車税を納税しなければなりませんが、納税すると発行されるのが本証明書になります。この最新のものを用意する必要があります。小さな紙なのでなくさないように他の書類と一緒にファイルなどにしまっておきましょう。
■実印・印鑑登録証明書
実印と印鑑登録証明書が必要になります。印鑑登録証明書は市区町村で発行されます。印鑑登録には実印が必要です。
■委任状
売却時に発生する手続きに関して、業者に委任することを示す書類です。売却時に業者から発行されます。実印を押印します。
■譲渡証明書
売却する車の名義を買取業者に変更することを証明する書類です。売却時に業者から発行されます。実印を押印します。
外車を売るときのベストなタイミングについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。繰り返しになりますが、高価買取に大切なのは「モデルチェンジ前に売る」「バックオーダーに合致させる」の2点です。この時期を逃さないためにも売ろうかなと思ったら必要な書類をすぐ手元に用意しておくことが大事です。しっかり準備をしてベストのタイミングで高価買取を狙っていきましょう。